uran music

うらん : 歌うたい 太鼓たたき 

サンバ の記事一覧

サンバの歌:「Minha festa」 - Nelson Cavaquinho

2014.12.15 (Mon)
Minha festa - Nelson Cavaquinho

Graças a Deus
Minha vida mudou


神様ありがとう、私は生まれ変わった

Quem me viu, quem me vê
A tristeza acabou


さまざまな出逢い、悲しみは終わった

Contigo aprendi a sorrir
Escondes o pranto de quem
Sofreu tanto


苦しんで泣くのを隠して、微笑むこと、あなたと一緒におぼえたんだ

Organizaste uma festa em mim
É por isso que eu canto assim


だから、こんな風に歌う、私のフェスタ(パーティー)を開こう

「Minha festa」(ミンニャ・フェスタ)は有名なとても美しい曲です。ラブソングとしての解釈もできますが、初めて意味を知った時「おお、これは私のこと歌ってるのかしら?」と思ってしまいました。
色々な悲しみに傷つき、いつも怯えて縮こまっていた私は、素晴らしい人たちと出逢うことで、微笑みながら歌うことを覚えたのです。

生きていく中で、困難や苦しみ悲しみはたくさんあり、人それぞれに乗り越えているわけですが、それらを美しく明るいメロディーとリズムに込めて歌える、ほんとうに素晴らしい曲です。

<歌詞全文へのリンク>
letras.mus.br - Minha festa

サンバの歌:「A voz do morro」 - Ze Keti

2014.12.15 (Mon)
A voz do morro - Ze Keti

サンバを知っている人ならお馴染みの、Ze Ketiの「A voz do morro」(ア・ヴォシュ・ド・モーホ)。明るいメロディーと軽快なテンポで盛り上がる曲ですが、歌詞には社会的に深い意味が詰まっています。

サンバが生まれた、ブラジルの都市リオデジャネイロのファベーラの丘。急な斜面に、カラフルなレゴブロックを積んだように小さな家々がひしめく、スラム街です。「morro」とは丘の意味で、サンバの歌詞でmorroと言えば、それはファベーラを指すようです。

歌いだしの部分は

Eu sou o samba

「俺はサンバだ」とキッパリとした一人称、続いて前半部分で

A voz do morro sou eu mesmo sim senhor
Quero mostrar ao mundo que tenho valor


ファベーラの丘の声だよ、そうだろセニョール
俺の価値を世界に示したい

と誇らしげに自慢、後半部分では

Mais um samba (Salve o samba とも), queremos samba
Quem esta pedindo e a voz do povo do pais


「もっとサンバを(サンバを守れ)、サンバを要求する、それが大衆の声=民意だ」と歌っています。

スラム街、ファベーラに生きる人たちの「A voz do morro」丘の声、それがサンバ。
征服された先住民族、征服した西欧ポルトガル、奴隷として連れてこられたアフリカ系、それが一人の体の中に混在する、ブラジルの人種的に複雑な歴史、貧しく治安も良くないスラム街の現実、そんな中で、これが自分だ!俺には価値がある!と堂々と表明し、高らかに歌い上げる声。

今の日本でも、音楽や色々な表現が規制されたり、またはそれ以前に自己規制して、萎縮していく気配を感じますが、そんなものを軽々とふっ飛ばす力強さがあります。まぶしいくらいに清々しい曲です。

<歌詞全文へのリンク>
vagalume.com - A voz do morro -Ze Keti
letras.com - A voz do morro

 | HOME |